目指しているのは、患者さんが自分で選べる社会です
どこで療養するか、どう過ごすか。本来はご本人が選ぶことです。けれど現場では、選ぶための時間も、並んだ選択肢も、足りていないことがあります。
退院の見通しが立つのが遅ければ、考える時間は短くなります。地域にどんな受け皿があるか分からなければ、候補は挙がりません。看護師が足りなければ、一緒に考える余力も生まれません。
わたしたちの取り組みは、見た目はばらばらに見えるかもしれません。退院支援のAI、採用の支援、看護師の育成、24時間の相談窓口。どれも「選べる状態をつくる」ための、同じ一つのことです。
向き合っている、5つの課題
どれも、わたしたちが現場で実際に当たってきた壁です。数字はすべて出典と時点をつけて示しています。
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① なぜ、いま退院支援なのか
日本の医療費48兆円が示していること
2023年度の国民医療費は48兆915億円。そのうち37.1%が入院、60.1%が65歳以上の方に使われています。財源の37.5%は公費です。
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② 入院費の仕組みと、病院・自治体の現在地
増収なのに、減益が続いています
入院が長くなるほど1日あたりの収入は下がります。そのうえで2024年度は74.6%の病院が医業利益の赤字、65.0%が経常利益の赤字でした。
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③ 退院支援が進みにくい、4つの理由
熱意ではなく、仕組みの問題です
在宅療養支援に使える診療報酬を学んでいる看護師は32.3%。約4割が退院支援に難しさを感じています。知識が個人に預けられたままになっています。
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④ 地域によって、選べるものが違う
受け皿は増えた。それでも、という話
訪問看護ステーションは15年連続で増え、2012年以降は年平均+8.8%。それでもご自宅で亡くなる方の割合は13.9%から17.0%にとどまります。
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⑤ 自分の人生を、自分で選べるように
4学会が12年ぶりに整えた考え方
2026年9月、生命維持治療についての合同ガイドラインが改訂されました。起点に置かれているのは、ご本人の意思です。
4つの取り組み
課題のどこに効くかで、取り組みが分かれています。
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退院支援AI センパイナース
退院可能日をAIが予測し、退院後の療養プランの候補を提示します。見通しが早く立つことで、ベッドコントロールにも先が読めるようになります。
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採用まるっと
人材紹介料を減らし、自院に応募が集まる力をつけます。採用サイト・人材発掘・面接・入社までのフォローを、ひとつのチームで担当します。
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センパイナースアカデミー
看護師のスキルを見えるようにし、キャリア形成とメンタルケアを支えます。採用した方が長く働ける状態をつくります。
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24時間看護相談ダイヤル
外部の看護師に24時間365日相談できる窓口です。現場の判断を一人で抱えずに済む状態をつくります。
各課題と事業を一対一で対応させず、複数の取り組みを重ねて支える関係を示しています。
このほかに、女性職員の健康相談をお受けするフェムケアナース相談サービスもご提供しています。
現場を運営してきた会社が作っています
センパイナースは、訪問看護ステーション「トータルケア」を運営する株式会社Le-caldoが提供しています。
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当事者としての経験
自分たちで看護師を採用し、育て、定着させてきました。採用サイト・看護師インタビュー・相談ダイヤルを自社で運用し、毎月の数字を見ています。
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看護師が代表です
代表取締役の若松冬美は看護師です。現場の判断の重さを知ったうえで、仕組みを設計しています。
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決めるのは人、という線
AIが出すのは候補です。最終的な判断は医療者と患者さん・ご家族が行います。この線を越えることはありません。