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医療費が、人材紹介料に使われています

医療機関と介護施設が人材紹介会社に支払った手数料は、2024年度に約1,139億円。10年で2.4倍になりました。このお金は、医療保険と税金でまかなわれた医療費から出ています。

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10年で2.4倍になりました

医療・介護分野で支払われた人材紹介手数料
項目 金額
2024年度の手数料(合計) 約1,139億円
 うち看護師・准看護師 約598億円
 うち医師 約283億円
 うちその他 約258億円
2014年度の手数料 約475億円(10年で2.4倍)

出典: 日本経済新聞 2026年4月21日「人材紹介料に消える医療費 10年で2.4倍1000億円超、上限制要望の声」(厚生労働省 2024年度 職業紹介事業報告書にもとづく)。2014年度の金額は同記事の「10年で2.4倍」から算出した概数です。

国民医療費は48兆915億円(2023年度)、その37.5%は公費です。人材紹介料は、採用するたびに外へ出ていき、院内には何も残りません。同じ金額を、看護師の処遇や教育に回せていたかもしれないお金です。

業界からは、手数料の上限制を求める声も出ています。ただ、制度が変わるのを待つあいだにも、採用のたびに費用は発生します。

看護師・准看護師の紹介手数料は1名あたり80万〜110万円が目安とされています(当社がこれまでの取引で把握している範囲。医療機関・職種・年収により異なります)。

「紹介会社を通さないと採れない」は、本当でしょうか

医師や看護師の採用は人材紹介会社に頼るしかない。そう考えられていることが多いのですが、これは必ずそうだと決まっているものではありません。

  • よく言われること

    「医療職は売り手市場だから、紹介会社が持っている登録者にしか会えない」「自院で募集しても応募が来ない」

  • 実際に起きていること

    応募が来ないのではなく、応募したくなる情報が届いていないことが多くあります。給与と勤務時間しか載っていないサイトでは、ほかと見分けがつきません。

  • 応募があっても、逃している

    兼務の担当者が忙しく、連絡が後回しになるうちに、ほかの医療機関へ決まってしまう。これは採用力ではなく、対応の速さの問題です。

  • わたしたちの経験

    運営する訪問看護ステーションでは、自社の採用サイトと看護師インタビューから直接応募を集め、採用と定着を続けてきました。その仕組みをそのままお渡しします。

自社の運用にもとづく説明です。採用の結果は、地域・職種・募集条件によって大きく変わります。成果を保証するものではありません。

採用費が、何度も発生する仕組み

本当の採用コストは、紹介手数料だけではありません。早期の退職があると、同じ費用がもう一度かかります。

  1. 条件で集める

    給与や勤務時間だけで応募を集めます。

  2. 価値観が伝わらない

    理念や現場の働き方を知らないまま、選考が進みます。

  3. 入職後にズレに気づく

    期待していた仕事や職場との違いに、入ってから気づきます。

  4. 採用費が、もう一度かかる

    紹介手数料に加えて、教育に使った時間、現場の負担、人がいない期間の影響、再募集の費用が重なります。

この循環を止める鍵は、応募する前に理念と働き方が伝わっていることです。安く集めることではなく、合う方と出会い、長く働いていただくことを目指します。

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    国民医療費48兆915億円の内訳。紹介料に使われているお金が、どこから出ているかが分かります。

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