病院の数字は、看護師の判断でできている
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退院の見通し
退院調整が早く進むか遅れるかは、病棟の看護師が「この方はいつ、どこへ帰れそうか」をいつ考え始めるかで決まります。
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病床の回転
在院日数が1日整うと、400床の急性期病院では年間の医業利益が約3.9億円増える試算です(条件つきの中央試算)。その1日は、現場の調整から生まれます。
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患者さんの選択
帰る先の候補を並べ、ご家族と一緒に考える。選べる状態をつくるのは、看護師の時間と知識です。
試算の前提と出典は収益改善シミュレーターをご覧ください。成果を保証するものではありません。
「3つの看護のチカラ」とは
看護のチカラは、病室の中だけで発揮されるものではありません。地域に出てこそ、人の人生を前に進める力になる。トータルケアはそう考え、理念を3つの「看護のチカラ」として掲げています。まず原文のまま紹介します。
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地域社会のための「看護のチカラ」
在宅医療の周知と質の向上を目的とし、24時間・365日、質の高い看護サービスを提供します。地域医療の一員として、多職種連携が円滑で使いやすいステーションであり続けます。在宅看護が必要な人すべてに迅速に適切な看護サービスを提供します。
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看護師のための「看護のチカラ」
看護師の「働き方ニーズ」に応え、雇用機会を広げます。働き方にかかわらず、看護師の技能・専門性を磨くことができる環境を提供します。高度専門職として看護師の社会的地位向上を目指します。
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未来の日本のための「看護のチカラ」
私たちは、在宅看護の需要を創出します。潜在看護師の雇用を創出します。その両者を結びつけ「価値」を創出します。価値は利益を創出します。利益は規模を創出します。規模が社会への貢献を可能にします。
出典: 訪問看護ステーション トータルケア 採用サイト「理念・3つの看護のチカラ」(2026年10月17日時点)。以下の解説も同ページの内容をもとに、病院向けに整理しています。
01
地域のための看護のチカラ
「いま、帰りたい」を叶える。断らないから、地域に頼られる。
「本当は、家に帰りたい」。その想いがあっても、受け皿がなければ、人は病院に留まらざるを得ません。だからトータルケアは、24時間・365日、断らない体制で「いま、帰りたい」を叶えてきました。理念にはこう書いてあります。「在宅看護が必要な人すべてに、迅速に、適切な看護サービスを提供する」。
地域医療の一員として、多職種連携が円滑で使いやすいステーションであり続けること。ケアマネジャーや訪問診療の先生、そして病院の連携室から「トータルケアなら受けてくれる」と言ってもらえることが、私たちの誇りです。
地域のための看護を形にする、リーダーの4つの役割
地域のための看護を形にするのが、各ステーションのリーダーです。理念が求めるリーダー像は、次の4つです。病棟の師長・主任にも、そのまま重なる役割だと考えています。
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地域連携の要となる
地域連携の関係者全員を把握する。
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より多くの人に看護サービスを提供する
正しい順序で、最速で行動する。継続性を重視する。
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質の高い看護を提供し、周知させる
制度にのっとった適切な契約。スタッフ全員が独りで円滑に看護を提供できる環境を整える。看護の質を地域連携の関係者に報告する。
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地域に、看護を届け続ける
「うちで受けます」と言える存在であり続ける。待っている人のところへ看護を届け、その積み重ねに誇りを持つ。
02
看護師のための看護のチカラ
自由な働き方と、高い給与水準。その両方を、仕組みで守る。
「地域のための看護」は、看護師が守られていてこそ続きます。理念の2つ目は、看護師のためにあります。トータルケアはこれを、2つの柱で実践しています。どちらか一方ではなく、両方そろって「看護師のための看護」だと考えています。
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柱1:自由な働き方
子育て中でも、ブランクがあっても、週に1日でも。ライフステージが変わっても看護師でいられるように、働き方を個人の頑張りに頼らず「働き方自由自在」を仕組みとして整えています。シフトは完全自己申告、勤務形態は3つから選び、当日のお休みも勤務時間の変更も、理由を聞かれません。
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柱2:高い給与水準を、保ち続ける
「社会的地位の向上」を抽象的な言葉にせず、看護師の給与水準を高くしていくこと。それが高度専門職としての地位を上げるいちばん具体的な方法だと考えています。働いた時間は1分単位で給与に反映、訪問1件ごとの訪問手当、オンコールは有償。がんばりが正しく反映される仕組みです。
トータルケアが目指す、5つの看護師像
自由な働き方の裏側には、看護師としての芯があります。理念には、目指す看護師の姿が5つ書かれています。「できる人だけ」の話ではなく、入職してから一緒に身につけていくものです。
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看護に誇りを持つ
どんな症例にも向き合い、最後まであきらめない。患者さんとご家族の満足度を高める。
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理論に基づいた看護
看護ケアにエビデンスを持つ。感覚や経験のみで判断せず、手順を守る。
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理想をあきらめない看護
看護基礎技術を厳守する。看護の専門性を追求する。看護の対象範囲を制限しない。
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相手の人生を尊重する看護
それぞれの家庭のルールを守る。患者さんの意志をもっとも尊重する。相手の価値観を受け入れる。
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探究する看護
看護研究を継続する。学術的な症例を蓄積する。
だから、研修はすべて有給で、独自テキストと同行訪問で独り立ちまで支え、迷ったときは24時間の看護相談ダイヤルがあります。「手順を守る」「エビデンスを持つ」を、一人で背負わなくていい仕組みです。
一緒に働く仲間と、約束していること
人間関係で消耗しない職場をつくるための、全員のルールです。「もっと良いやり方がある」という信念を持つ。ミスや問題の責任は個人ではなく組織にあると考え、誰の仕事か分からないことも自分の仕事と関係があると捉える。選択肢はより多く、そして一番良い方法を選ぶ。その場にいる人を尊重して話す。解決策は「なぜ」ではなく「どうやって」から生まれる。相手を尊敬することから成長が始まり、謙虚であることから評価が始まる。多様性とは、自分と異なる価値観をも受け入れること。
看護師が「看護が好き」と胸を張って言えること。それが、地域を支える看護の質を守り続ける力になると信じています。
03
日本の未来のための看護のチカラ
一人ひとりの一歩が、日本の在宅医療を変える。
理念の3つ目は、少し大きな話です。在宅看護の需要を創出する。潜在看護師の雇用を創出する。その両者を結びつけて「価値」を創出する。価値は利益を、利益は規模を創出し、規模が社会への貢献を可能にする。
需要の創出 → 雇用の創出 → 価値 → 利益 → 規模 → 社会への貢献
言い換えると、こうです。地域のための看護が機能し、看護師が幸せに働き続けられる。この2つが満たされると、新しい雇用が生まれ、在宅医療は社会に広がる。在宅医療が広がれば入院期間は短くなり、日本の医療費は減っていく。そして、すべての人が自分の人生を自分で選び取れる社会に近づく。センパイナースが「自分で選べる社会へ」を掲げている理由も、ここにあります。
日々の行動で、未来をつくる
大きな理念は、毎日の小さな行動でしか実現しません。理念の「行動編」にある4つを、トータルケアは全国のステーションで共有しています。
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いつも朗らかであること
大きな声で挨拶する。笑顔でいる。
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いつでも見られているという意識を持つ
環境整備。約束を守る。時間を守る。ルールを守る。身だしなみを整える。
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向上心を持つ
常に学ぶ。何からでも学ぶ。チャレンジする。知らないことを素直に認める。
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モラルリーダーになる
簡単で楽なやり方ではなく、正しいやり方を選ぶ。多数側ではなく、正しい側にいる。
特別な人を求めているのではありません。この4つを大切にできる人と、一緒に働きたい。トータルケアはそう考えています。
病院で、看護のチカラはどう生きるか
3つの看護のチカラを病院に置き換えると、そのまま退院支援・看護師の定着・地域連携の話になります。
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地域のための看護は、退院支援そのもの
「いま、帰りたい」を叶えるには、病院側で退院の見通しが早く立ち、受け皿となる在宅側が断らないこと。その両方がそろって、ベッドコントロールは動きます。退院支援AI センパイナースは、病院側の見通しづくりを支えます。
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看護師のための看護は、定着の仕組み
働き方の選択肢、がんばりが反映される処遇、迷ったときに相談できる相手、成長が見える育成。トータルケアが仕組みにしてきたことは、病院の看護師の育成とコーチングにも置き換えられます。
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未来のための看護は、病院と在宅の連携
在宅が広がるほど、病院は急性期に力を注げます。入院期間が整い、医療費が抑えられ、患者さんが帰る先を選べる。病院と訪問看護が同じ理念で動くことが、その近道です。
力を発揮し続けるために、職場ができること
看護師の2人に1人が転職を経験しています。足りないのは看護師ではなく、続けられる職場です。
| 項目 | 数値 | 出典・時点 |
|---|---|---|
| 転職を経験した看護職員 | 50.9%(平均勤務先数 3.1か所) | 日本看護協会「2025年 看護職員実態調査」 |
| 看護職として働き続けたい | 62.9%(あまり・全く思わない 21.8%) | 同上 |
| 病院看護職員の離職率 | 正規雇用 11.0%、既卒採用者 16.1%、新卒 8.4% | 日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」 |
| 新卒の離職理由(上位) | 心身の健康への不安 52.5%、看護適性への不安 47.4%、実践能力への不安 41.6% | 日本看護協会「2024年 病院看護実態調査」 |
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判断を一人で抱えさせない
迷ったときに相談できる相手がいること。24時間の看護相談ダイヤルは、そのためにあります。
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成長が見える
何ができるようになり、次に何をすればよいかが見えると、人は続けられます。スキルの可視化とキャリアの道筋を支えます。
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転記ではなく看護に時間を使う
退院支援AIと自社システムが、見通しづくりと記録の手間を引き受けます。看護師の時間を看護に戻します。
理念がどんな原体験から生まれたのかは、代表挨拶でお読みいただけます。