センパイナースとは
代表挨拶
センパイナースを提供する株式会社Le-caldoの代表は、看護師です。大学病院の病棟で8年、そして訪問看護の現場で。見てきたことから、この事業が生まれました。会社としてのメッセージに続けて、採用サイトとフランチャイズサイトで語っている言葉も、要約してお伝えします。
地域医療を「守る」存在から、「育てる」存在へ。
株式会社Le-caldoは、「地域で生き、地域で最期まで暮らす」という当たり前の選択が、当たり前に叶う社会をつくるために生まれました。
この急激な少子高齢化の中で、生まれ、育ち、そして亡くなっていくことすら、地域で完結することが難しくなりつつあります。その現実を、私たちは医療の現場で日々目の当たりにしてきました。
医療や介護の制度が整っていても、地域の中で人と人がつながり、支え合う仕組みがなければ、暮らしも、看取りも、持続することはできません。そのような社会であってはならない——私たちは、そう強く感じています。
だからこそ私たちは、この大きな社会課題を、看護師である私たち自身の手で解決していきたいと考えました。
「帰りたい」に応えられる医療を
医療の現場では、制度や仕組み、リソースの不足によって、本来は自宅に帰れるはずの方が、帰れないまま病院で最期を迎える現実があります。それは患者さんやご家族だけでなく、医療者にとっても、決して望ましい姿ではありません。
私たちは、訪問看護を軸とした在宅医療の実装と、医療者が自信をもって「選択肢」を提示できる仕組みづくりを通じて、退院後の暮らしを"特別なもの"ではなく、"自然な選択肢"として社会に根づかせていきたいと考えています。
一時的な支援や個人の献身に頼るのではなく、続けられるかたちで社会に実装していく。
想いを、続けられる仕組みに
この課題は、想いだけでは解決できません。地域医療を支え続けるためには、人が無理なく働き、仕組みが途切れずに回り続けることが必要です。そのために、私たちはこの取り組みを事業として行っています。
事業であるからこそ、人を育て、体制を整え、地域ごとに広げていくことができます。そして、必要な医療と看護を、必要なときに、当たり前に届け続けることが可能になります。
また、医療を支える看護師一人ひとりが、ライフステージに左右されることなく、専門性を発揮し続けられること。それこそが、持続可能な地域医療の基盤であると、私たちは確信しています。
「守る」から「育てる」へ
株式会社Le-caldoは、現場から生まれた課題を、仕組みと事業で解決し、地域医療を「守る」存在から、「育てる」存在へと進化していきます。
医療の未来を、現場とともに。
地域のこれからを、共につくっていく。
株式会社Le-caldo 代表取締役 若松 冬美
採用サイトの代表メッセージより(要約)
原点は、「いま、帰りたい」を叶えられなかった病棟にあります
若松は大学病院で8年間、急性期医療に携わりました。救命と治療を最優先とする現場で、多くの患者さんと向き合う日々。その一方で在院日数は長く、「家に帰りたい」「できることなら家族と一緒に過ごしたい」と願いながら、本当は帰れたはずなのに帰れないまま、病院で最後の時間を過ごす患者さんを見送ってきました。看護師である自分が、その選択肢を差し出せていない。その悔しさが、すべての始まりです。
当時の病棟には、もうひとつの引っかかりがありました。患者さんの看護をどうしたいかよりも、先輩の顔色をうかがい、言いたいことを飲み込み、「気を使える人」を演じることのほうが大事にされる空気です。看護師同士の遠慮が、看護そのものより優先される職場。それのどこがよい職場なのか。その疑問も、ずっと持ち続けていました。
「一番好きな人と、一番好きな場所で」。その願いを叶えられるのは病院ではなく、その人の暮らしの中でした。けれど地域には、24時間365日、「いま、帰りたい」を本気で受け止める訪問看護の受け皿がなかった。それならば、全国につくっていけばいい。2015年、訪問看護ステーション トータルケアはそうして始まりました。
だからトータルケアは断りません。「その状態では難しい」「夜間は対応していない」「小児は受けていない」と言わないために、24時間365日、小児から人生の最終段階まで、どんな状態の方でも受け入れます。そして、それを看護師の無理の上ではなく、仕組みの上に成り立たせる。24時間の看護相談ダイヤル、タスクシェア、同行訪問、働き方自由自在。先輩の顔色を見ずに、判断に迷ったその場で誰でも聞ける職場をつくるための仕組みです。
全文は採用サイト「代表メッセージ」(訪問看護ステーション トータルケア・別サイトが開きます)でお読みいただけます。大学病院時代の手記も掲載されています。
採用サイトの代表メッセージより(要約)
9人の子育てと、トータルケアの訪問看護
若松は9人の子どもを育てながら、トータルケアを運営しています。「どうやって仕事をしているの」「お子さんたちは寂しくないの」とよく聞かれますが、本人は子育てと仕事を相反するものだと考えていません。9人の子どもを育てることと、トータルケアを育てることは、同じ未来につながっている。そう語ります。
「諦めること」に慣れてほしくない
仕事をするなら家庭を、子どもを育てるならキャリアを。大人になると「何かを得るには何かを諦める」が当たり前の言葉になります。けれど、できるかできないかを考える前に「どうせ難しいから」と希望そのものを小さくしてはいないか。人に「何がしたいの」と聞くと「やりたくないこと」が返ってくるのは、夢がないからではなく、口にすることをやめてきたからではないか。だから若松は、夢は大きくなくていいと言います。「今日はこれが食べたい」「この仕事をやってみたい」でいい。まず「こうしたい」をそのまま言ってみる。誰かが受け止め、一緒に考え、本当にできた。その小さな「叶った」を積み重ねた先に、「私はこう生きたい」が見えてくる。
それは、やりたい看護と同じでした
「家に帰りたい」「最期まで家族と一緒にいたい」「医療的ケアが必要な子どもと家で暮らしたい」。患者さんやご家族の希望は一人ひとり違います。そのとき「それは難しいですね」と最初から希望を閉じるのではなく、「そうしたいんですね。では、どうしたらできるでしょう」から始めたい。看護の力だけですべてを叶えられるわけではなくても、本人が口にした希望をまず受け止め、選ぶための選択肢を一つでも増やす。それが看護のチカラの一つだと考えています。
子育てとは、目の前の子どもだけを見ることではない
自分の子どもたちは健康です。健康だからこそ仕事ができ、子どもたちもそれぞれの形で仕事を支えてくれている。同じ日本には、医療を必要としながら暮らす子どもたちと、その子を育てるお父さん、お母さんがいます。我が子だけが幸せならそれでいい、とは思えない。この子たちが大人になる10年後、20年後、日本にどんな医療制度があり、病気になったときにどんな選択肢があり、子どもを産んでも仕事を続けられる社会なのか。子どもたちに何を残すかまで含めて、子育てだと思っています。だから今の医療や社会保障の課題は、遠い社会問題ではなく、我が子たちがこれから生きていく社会の問題です。
仕事もしたい。子どもも育てたい。社会の課題も解決したい。「どれか一つにしなければ」と最初から決めたくない。何かを望んだとき、最初に「何を諦めるか」ではなく「どうしたらできるだろう」と考える。それを、子どもたちにも、トータルケアで働く看護師にも、患者さんにも、同じように願っています。
全文は採用サイト「代表メッセージ」(別サイトが開きます)をご覧ください。
フランチャイズサイトの代表挨拶より(要約)
なぜ訪問看護を、フランチャイズで全国へ広げるのか
トータルケアが目指しているのは、訪問看護ステーションの数を増やすことではありません。「自分の人生を、自分で選び取ることができる地域」をつくることです。病気になっても、障がいがあっても、高齢になっても、子どもであっても、医療的なケアが必要であっても、その人が望む暮らしをできる限り続けられる。そのために、地域の中にいつでも頼ることのできる看護の力が必要です。人が不安になる時間も、病状が変わる時間も、「帰りたい」と思うタイミングも選べない。だから「平日の昼間だけ」ではなく、看護する側がその人の生活に合わせていく。
社会貢献だけでは、事業は続かない
若松は看護師であると同時に経営者です。どれほど意義のある事業でも、収益が生まれなければ雇用を守れず、看護師を採用できず、教育に投資できず、患者さんを支え続けられない。社会に必要とされることと、事業として成長することは、両立しなければならない。地域に貢献したい、地域の課題を解決したい、会社の新しい収益の柱をつくりたい。この3つはどれか一つを諦めるものではない、と語ります。
地域企業 × トータルケアの仕組み × 地域の看護師
直営で全国に出ていくこともできます。けれど地域医療は、その地域に想いを持つ人たちの手でつくられることが大切だと考えています。何十年とその土地で事業を続け、地域からの信頼を築いてきた企業。「この地域で看護師として長く働きたい」と考える看護師。そこに、トータルケアが現場で試行錯誤し、改善を重ねて磨いてきた仕組み(24時間365日の運営体制、採用、教育、制度対応、看護師が困ったときに支える仕組み)を掛け合わせる。ゼロから始めるより速く、持続可能な形で、その地域に必要な訪問看護が立ち上がる。高齢化は、ゆっくり事業を広げるのを待ってはくれません。1社で1歩ずつではなく、全国で同時に進む。それがフランチャイズを選んだ理由です。
看護師が、自分の生活を守ったまま働ける場所を
看護師の資格を持ちながら、子育て、介護、家族の事情、勤務時間の問題で医療現場を離れている人がいます。その人たちが培ってきた力がなくなったわけではありません。若松自身、9人の子どもを育てながらこの事業を続けてきました。保育園の送り迎え、発熱の呼び出し、学校行事。「働くために人生を合わせる」ことがどれほど難しいかを、毎日の暮らしの中で知っている。だからこそ、看護師が自分の人生の中に看護師という仕事を組み込める場所を、地域につくりたい。地域で看護師を雇用し、その看護師が自分の暮らす地域の人を支え、その地域に訪問看護という社会インフラが育っていく。この循環を日本全国につくりたいと考えています。
そして、10年後。その地域にトータルケアがあることで、家に帰ることができた人がいる。最期まで家族と過ごせた人がいる。子どもと家族が安心して地域で暮らせた。その地域で看護師として働き続けられた人がいる。「あの会社がこの地域にあってよかった」と言ってもらえること。それも企業価値だ、と若松は言います。
全文はフランチャイズサイト「代表挨拶|なぜ訪問看護を、フランチャイズで全国へ広げるのか」(別サイトが開きます)をご覧ください。病院・クリニックが訪問看護を自院で持つご提案は訪問看護ステーションの運営支援へ。
センパイナースに託していること
3つのサイトで語っていることは、ひとつにつながっています。「いま、帰りたい」を叶えるには、受け皿となる在宅側(トータルケア)だけでなく、病院側で退院の見通しが早く立つことが要ります。退院支援AI センパイナースは、その病院側の見通しづくりを支えるために生まれました。希望に沿う退院支援は、そのまま病棟のベッドコントロールになり、在院日数が整い、収益改善につながります。
そして、その見通しを立て、患者さんとご家族に選択肢を差し出すのは、現場の看護師です。トータルケアで掲げてきた「3つの看護のチカラ」は、病院でもそのまま通じると考えています。看護師が力を発揮し続けられる職場をつくること。病院と在宅が同じ理念で動くこと。センパイナースは、そのための道具と仕組みを、病院の経営層と現場の看護師にお届けします。看護師の視点から支える病院経営。それが、わたしたちの仕事です。
代表 若松冬美の歩み
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 創業以前 | 大学病院で8年間、急性期医療に携わる |
| 2015年2月 | 株式会社Le-caldoを設立 |
| 2015年4月 | 第1号ステーション「トータルケア小手指」を開設 |
| 2026年 | 訪問看護ステーション トータルケアを全国24拠点に展開(2026年10月時点)。9人の子どもを育てながら経営にあたる |
出典: 採用サイト「代表メッセージ」の略歴(2026年10月17日時点)。