センパイナースとは|社会課題 ①

なぜ、いま退院支援なのか

日本の医療費は48兆円を超えました。その37.1%が入院に、60.1%が65歳以上の方に使われています。退院支援は、この大きな流れのただ中にあります。

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日本の医療費は、どこへ使われているか

以下はすべて厚生労働省の確定値です。推計や概算ではありません。

令和5年度 国民医療費の全体像
項目 金額 構成割合 前年度比
国民医療費(総額) 48兆915億円 100.0% +1兆3,948億円(+3.0%)
人口一人当たり 38万6,700円 — +1万3,000円(+3.5%)
医科診療医療費 34兆5,498億円 71.8% +2.1%
 うち入院医療費 17兆8,580億円 37.1% +2.9%
  うち病院分 17兆4,992億円 36.4% +3.0%
 うち入院外医療費 16兆6,918億円 34.7% +1.3%
訪問看護医療費 5,727億円 1.2% +23.6%

出典: 厚生労働省「令和5(2023)年度 国民医療費」結果の概要 表4(2025年10月10日公表)。

医療費の6割は、65歳以上の方に使われています

年齢階級別の国民医療費と一人当たり医療費
年齢階級 金額 構成割合 一人当たり
65歳未満 19兆2,108億円 39.9% 21万8,000円
65歳以上 28兆8,806億円 60.1% 79万7,200円
 70歳以上(再掲) 24兆9,902億円 52.0% 86万4,900円
 75歳以上(再掲) 19兆1,503億円 39.8% 95万3,800円

出典: 厚生労働省「令和5(2023)年度 国民医療費」結果の概要 表5(2025年10月10日公表)。「一人当たり」は人口一人当たり国民医療費です。

財源の37.5%は公費、つまり税金です

財源別の国民医療費
財源 金額 構成割合
公費・国庫 11兆9,252億円 24.8%
公費・地方 6兆1,079億円 12.7%
保険料・事業主 10兆5,613億円 22.0%
保険料・被保険者 13兆5,770億円 28.2%
患者負担 5兆6,865億円 11.8%

出典: 厚生労働省「令和5(2023)年度 国民医療費」報道資料(2025年10月10日公表)。公費(国庫+地方)の合計は37.5%。地方の6兆1,079億円は、都道府県と市区町村が負担している分です。

この数字のなかで、退院支援が果たせること

医療費を減らすこと自体が目的ではありません。治療が一段落したあと、帰る先が決まらないまま病院で過ごす時間を短くすることが、ご本人にとっても、病院にとっても、地域にとっても意味を持ちます。

  • ご本人にとって

    住み慣れた場所へ戻れる日が早まります。入院が長くなるほど体力や生活の力は保ちにくくなり、選べる行き先も狭まっていきます。

  • 病院にとって

    空いた病床で、次に治療が必要な方を受け入れられます。病床を増やさずに、受け入れられる人数が増えます。

  • 地域にとって

    入院医療費17兆8,580億円のなかには、調整を待つ時間に使われている分が含まれます。その分は、在宅や地域のケアに回せる余地になります。

「調整を待つ時間」に使われた金額の全国集計は、公的統計として公表されていません。この節は上の公表値にもとづく考え方の説明であり、推計値を示すものではありません。貴院の規模での目安は収益改善シミュレーターでご確認いただけます。

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